私が実際に甲南大学の入試を受けた感想を紹介します。
受験生の皆さんは是非参考にしてください。
甲南大学の英語は5つの大問に分かれていて、
1.長文読解 単語数 約 607word
2.長文読解 単語数 約 363word
3.長文読解 単語数 約 360word
4.会話文 単語数 約 308word
5.自由英作文
このようになっています。
みて貰えれば一目瞭然ですが、長文読解力を重視しています。
②-⑴ 制限時間が厳しい
まず真っ先に思い浮かべる理由が、これです。
制限時間80分のなかで、
会話文と50字英作文に加えて3題の長文読解問題を解き切らなければなりません。とくに大問1の長文は600wordと長めの長文なので、時間配分に気をつけましょう。
②-⑵ 長文問題のレベルが高い
関関同立と比較すると長文の英文量は少ないですが、その分、高い精読力が求められます。
産近甲龍の中では一番の長文量になります。
本文の内容や文の構造は少し複雑ですが、
単語レベルは肌で感じるほど難しくありません。
そして選択肢の内容はけっこう掴みやすいので、
本文をしっかり読めたら簡単です。
✅ 長文読解量が他の近畿大学・龍谷大学・京都産業大学よりも明らかに多く、難関大学に近い入試構成。
✅ 関関同立の入試が速読力を重視する長文問題なのに対して、甲南大学の入試は精読力が求められる。
②-⑶ 和訳問題など記述式が出題される!
長文読解問題の中で、
英文和訳問題が2つ出題されます。
関関同立でも記述を課してくる大学は同志社大学ぐらいですから、甲南大学の入試の大変さが分かります。
②-⑷ 50字の自由英作文が出題される!
最後の大問に、自由英作文が課されます。
問題自体は高校基礎レベルの英語力があれば
解けるように作られてはいますが、
絵が表していることを正確に読み解く力と、
書きたい内容を簡単な日本語の文章に置き換える能力が必要で、
総合的な難易度は高いと言わざるを得ません。
英語だけでなく、どの科目も文章レベルが高く、記述力が問われる。
記述問題があるのは英語だけではありません。
国語に関しても選択科目に関しても
記述問題があります。
全体的に甲南大学は記述力がある学生さんを好むようです。
結論: 英語長文読解と自由英作文
甲南大学の英語は個人的に
「関関同立レベルにある。」と思います。
人それぞれ相性もあるかと思いますが、
筆者は過去問の段階で同志社よりも甲南のほうが
英語の点数は低かったです。
(得点調整と、国語・選択科目のクオリティでは問答無用で同志社が上回るので総合力では同志社が上です。)
少なくともいえるのは、
関関同立や国公立大学を目指してきた人が甲南大学の入試に面食らうことはないと思いますが、近畿大学を第一志望に、摂神追桃などを滑り止めに受ける人が甲南大学の入試問題をみると、「中堅私大にしては長文量が多く、読解メインの問題構成は難関大学っぽいな。」と思われることは間違いありません。
合格は決して容易ではありませんが、基礎を徹底的に繰り返して、記述力・表現力を養成することで甲南大学の入試に対応できるようになります。徹底した基礎力とプラスアルファ少しの応用力(記述力など)があれば、関関同立ほどの幅広い応用力がなくとも十分に合格が可能です。
受験生は是非参考にしてみてください。
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